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「松尾」 ファッションショー演出

●制作に対しての要望など
当初はVJ的な演出の要望からスタートしたものの、「ありきたりでは意味がない」というオーダーをいただきプロジェクションマッピングでの演出に変更。映像のトーンについてクライアントのデザイナーサイドから、「ドレスブランドの世界観を大切に」を前提として、ショーのコンセプトを崩さず、音とリンクした心地いい映像制作を心がけてほしいというオーダーをいただきました。

●実制作にあたっての課題解決として
映像制作をする上で、まず素材選定に苦労しました。ドレスの知識を得るため、ドレスの製作工程や、トレンドのパターン、生地の理解までを試みました。それを経て、柄やパターンに合わせた映像素材を作り込むことができました。
ショーの壁面が平面であることと、3DCGでの演出以外の方法論を求められたため、平面でいかにプロジェクションマッピングの要素を醸し出すか、という部分は非常に悩みました。
これが解決したあとは映像投射の調整に入ります。特にランウェイ部分の調整が難しく、重量があるプロジェクターを天井から真上に投射する設置は難しく、解決のために特殊な特機の製作を行いました。単純な正面投射ではないため、補正や調整に時間をかけ、入念な作業の甲斐もあり、クライアントが十分に満足いただける演出が行えました。

2018.10

Client/松尾株式会社

  • 森村啓治

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