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大阪都構想って?

Penseur

2015.05.10

Xile

どもXileです。
いよいよ大阪都構想の投票が今月17日(日)と迫って参りました。


僕は大阪市民なので特に注目度が高いのですが、
自分なりに気になった点をブログという事もあり中立な立場でまとめました。



1. そもそもなんで都構想の話がでたの?


「大阪府」と「大阪市」で権力が2分して連携が全くとれていなかったんですね。良く聞く二重行政ってやつです。
その代表的な話が「大阪市」が建設したWTCビル(256.0m)とその後に「大阪府」が建設したりんくうゲートタワー(256.1m)。元々252mで予定されていたけど、情報合戦と意地の張り合いで4mも伸びた上 、費やした税金は合計1852億円…。
挙句の果てに両方経営破綻しています。。。そりゃ問題ですよね。
そこで大阪市を廃止し、5つの特別区に区切るようです。

2. 5つの特別区とは?


自治区に近い扱いとなり、独断での判断や使える予算が増えるようです。
あと、今までは市長だけが選挙であって、区長を区民が選ぶことは出来ませんでしたが、選挙で選べるようになります。
今までの24区から5区になるのは少ないような気がしますが、区役所は現区役所が出張所として継続するようなので遠くなることはないようです。


現状の区切り案

3. 都構想の可決否決はどうやって決まるの?


20歳以上の大阪市民を対象とした投票で賛成派と反対派の1票でも投票が多い方になるらしく、無投票や無記入はノーカウント。
投票率の下限もありません。

4. いつから変わるの?


賛成票が多ければ2019年の4月1日から運用開始。

5. 名前は「大阪都」になるの?


現状の法律では大阪府を大阪都に変える事はできません。
大阪市民の投票で賛成票が多かった場合、府民と対象として「名称を変えるか否か」の投票が秋にあるようで、
その投票で新法を作るみたいです。

6. デメリットはないの?


初期費用に巨額の約600億円かかると言われます。あと大阪市民の立場からすると、年間約2200億円の市税が府に流出するという意見もあります。


と、細かく書くとまだまだ長くなりそうなのでこれぐらいに。
いずれにせよ、まずは住民の皆さんが良く考え投票することに意義があり、その先は政治家にかかってると感じました。
決戦まで1週間。僕も悔いのないよう考えたいと思います。