【新生活で親も安心の家選び】
Penseur
2015.03.02
こんばんは。ハラペーニョです。
最近実家を出て一人暮らしを始めました。
僕はこの業界に移る前、不動産仲介の会社で宅地建物の流通営業をしておりました。いろいろなライフスタイルのお客様の家の査定をしたり、新居探しをしたり、引越しを手伝ったりしました。
一人暮らしなんざちょろいと思ってましたが、いろいろと自分のことになると、大変で大変で予算も少しオーバー。財布は火の車。
ですので、復習を兼ねてこれから新生活をスタートする皆さんに、親御さんも安心するような家選びポイントを僕の視点で挙げていきます!
1、【物件探しは現地で】
できる限り、引越し先の土地の不動産屋さんを尋ねましょう!
昨今では、不動産のインターネット情報も進歩してきていますが結局貸してくれるのは大家さん。人です。
現地の不動産屋さんならいい大家さんも知ってますし、仲のいい大家さんなら値交渉もしやすいです。
また、ネットに上がっている間取り図はあてにならないこともしばしば。。。
僕の引っ越した物件も間取り図上は正方形の風呂でしたが、実際は一般的な長方形タイプ。
こんな情報も現地の不動産屋さんは知っています!
2、【要チェックポイント】
- 収納スペース、コンセント、テレビアンテナ、エアコン穴の数と位置
- あらゆる隅に穴がないか(害虫どころかネズミもありえます)
- ゴミ置き場・駐輪場・踊り場(住民のマナーを見ましょう)
- 洗濯機の横が隣の部屋なら、隣室の間取り(トラブル多い)
- スーパーがあるかどうか(コンビニでは出費がすごいです)
- 駅までの距離など実際に確かめる(徒歩◯◯分)信じます?
- ガスメータ付近の『閉栓日時』が書いた紙(どのくらい前から空き家かわかります。場合によっては不動産屋が嘘をついてるか見抜けます)
- スマホの電波が届くかどうか
- 洗濯機や冷蔵庫置けるかどうか(炊飯器など置いたら食材切るとこが無いとか)
- 音は壁の厚さだけで決まらないのであてにしない
- 方角は自分で確認(間取り図あてにしない)
- 天井のシミ(過去に雨漏りをしている可能性があります)
- 掃除済みか聞く(済みならそのまま入居ですね)
3、【さっさと決める】
いっぱい見て、いっぱい悩んで、時間かけて慎重に選びなさいとよく言われますが、僕の感覚ですと「残り物に福はない」。
幅広く探している方は例外ですが、おおよそ条件が決まっているなら不動産屋さんに3〜5件の案内を希望しましょう。
その中には、「契約できたら不動産屋さんが美味しい物件」「ここなら納得してもらえるだろう」という物件が混じっているでしょう。あとはじっくり見極める。
不動産屋さんも多くのお客様に契約してもらわないとお金が入らないので「いい物件は最後まで隠し持つ」なんてことはまあ、ありません。
決めれるところから決めていきたいのが本心です。
4、【値交渉をしてみる】
実は不動産は【人が住んでる状態よりも、人が住んでない状態の方がいろいろと痛みます。】※1
大家さんも借りて欲しい気持ちが強いので、交渉もおおいにしてみるべきです。
家賃が例えば5万円として年間60万円。大きな額ですし。
また、上記の心理(大家さんも借りて欲しい)に基づいて、初期費用を交渉してみるのもありです。
もちろん過度な交渉はNGです!お互い納得の交渉を。
※1、この為、ごく稀にですが新築の優良物件が低価格で借りれることもあります。いきなり空き家を避けるために
5、【契約】
順に進んできましたが、自分に合った物件が見つかれば契約です。
契約を交わす際、国家資格保持者が重要事項説明というのを行います。
毎度毎度行っている不動産屋さんからすれば面倒臭く、早口でぱぱっと済ませようとしてきますが、国家資格保持者でなければできないという重要な説明であることは理解しましょう。(安心したければしっかり聞いて質問もしましょう)
6、【引越し】
引越し業者を使うメリットで皆さんが考えるのは、『節約のため』がほとんどでしょう。でも1番のメリットは共用部分・建物に傷をつけた時の責任がないというところです。自分たちで引越しを済ますならそこは意識しておきましょう。
7、【入居】
いよいよ新居での生活が始まります。
まずは同じ階の部屋の人と上下の部屋の人に挨拶にいきましょう。
大家さんも同じ建物に住んでたりすると挨拶するといいですね。
いつどんなトラブルがあるかはわかりません。
その時のためにもまずは近所付き合いはしておきましょう。
そのあとは、「借りてる」「周りの人と共同で生活してる」という意識をもってたのしく過しましょう。
あとは節約しつつ、自分のくらしを、自分らしく楽しみましょう!