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『YDK』

Penseur

2015.06.04

松子

おー、わいでぃーけー、やればできる子わいでぃーけー、

こんにちは、松子です。
今回取り上げますキャッチコピーは、ずばり「YDK」です。

Y(やれば) D(できる) K(子)
(明光義塾)

皆さんも1度は見たことがあると思いますが、学習塾の固定観念を覆すユル~いCMが、なんともいえず印象に残ります。

↓明光義塾のコミュニティサイトには、こんなものも。
「うちの子、YDK(やれば・できる・子)?チェックリスト」
http://www.meiko-community.jp/voice/communication/yareba-dekiru-ko.html

このYDK、昨年のJK流行語にも取り上げられていました。
1企業の、たった3文字のキャッチコピーが、なぜここまで浸透したのでしょうか?
① 略語

ふと気づくと、現代日本語が略語のオンパレードであることに驚きます。
アコギ、アラサー、ディスる、セクハラ、フリマ、合コン、駐禁・・・
日本人は生来、より効率良く、質良く素材を改造することが大好きで、言葉も例外ではありません。
そして行くところまで行ってしまうと、今や懐かしい「超MK5(ファイブ)」なんかになったりします。

M(マジで) K(キレる) 5(5秒前)

これは自分が小・中学生ごろの流行語ですが、歴史はやはり繰り返しました。
「YDK」の3文字にしっかり意味を詰め込んだことで、私たちはきっと心地よさや達成感を覚えるのです。

② メディアミックス

明光義塾のホームページを開きます。すると突然動画がはじまります。

「YDK体操」
http://www.meikogijuku.jp/

この「YDK体操」、ゆるくもダイナミックな動きで人気を博しています。
ページ内のリンクからは、ユーチューバ-とコラボしていたり、授業で体操を取りいれている様子の動画の投稿を募っていたり、かなり力を入れている様子がうかがえます。
「YDK」というコピーに、まずはメロディーが付く。そしてそのメロディーにダンスが付く。そのダンスがCMのみならず、さまざまな場所で流れる。そして一般人をもダンスに誘い込むことで、ひとりひとりからも拡散が起こる。結果的に、コピーの知名度はほぼ一般用語の域にまで達しました。
これも、元をたどればコピー自体のシンプルさが功を奏しているように思えます。

 

 

たった3文字、されど3文字。
その中に仕掛けをいかに込めるかによって、コピーの成功度は0にも100にもなるんですね。
ちなみに、「YDK」が目指すべき姿は、「HDK」という言葉で紹介されています。

H(ほんとうに) D(できる) K(子)

私もHDKになれるよう、日々研鑽を積みたいと思います!