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『おかん、うまい。でも、多い。』

Penseur

2015.03.05

松子

皆さまこんにちは。ブログ登場2度目の松子です。
趣味は音楽、お酒、そしてキャッチコピー。
自分担当のブログでは、好きな・気になったキャッチコピーについて書いていきたいと思います。

さて、
入社から早2ヶ月。
毎日忙しいなか、ふと恋しくなるのは母親手作りのロールキャベツです。
今思えば、料理上手な母が用意してくれる食事の量は、かなり多かった・・・。
そんな思い出に溶け込むのが、タイトルに表現された商品。

おかん、うまい。でも、多い。

実はこれ、旭化成「サランラップ」のキャッチコピーにして、“宣伝会議賞”前回グランプリ作品なのでした。

 

[宣伝会議賞]
広告表現のアイデアをキャッチフレーズまたはCM企画という形で応募いただく公募広告賞です。
1962年の創設以来、「コピーライターの登竜門」として長年にわたり、若手のクリエイターやクリエイターを目指す方々にチャンスの場を提供してきました。
昨年は過去最高の約48万点もの作品が集まり、“日本最大規模の広告賞”として進化を続けています。

 

各協賛企業からお題が出され、その問題解決のためのキャッチコピーやCM案を競わせるもので、
過去には糸井重里さんや林真理子さんも受賞されていたりします。
私自身は身辺がばたついていたため、今回、第52回分の応募が叶わなかったのですが、
この協賛企業賞とファイナリストが最近発表されていました。

協賛企業賞
https://award.sendenkaigi.com/theme52/

ファイナリスト
https://award.sendenkaigi.com/finalist/

この中から今年のグランプリが・・・

ちなみに、自分が去年通っていたコピーライティングの講座には、前回協賛企業賞を獲った猛者もおりました。

閑話休題。
このキャッチコピーのすごいところは、
こんな簡潔な文面で、サランラップの必要性をしっかり訴えているのはもちろん、きっと誰にでもあたたかな記憶を想起させるところであろうと思っています。
口に出したときのリズムも抜群ですね。
普遍性と、耳なじみの良さ。
広告はターゲットありきであり、絞り込めば込むほどクオリティがあがる、という話もありますが、
そのあたりを超越した感もあるこのキャッチコピーは、ある意味自分の理想です。
こんなコピーが書けるように、もっと精進しなくては・・・

ちなみに、「キャッチコピー」の「キャッチ」というワードに違和感を持たれ、
あえてこの言葉を使っていない方もいらっしゃるようですが、
こちらのブログでは「キャッチコピー」で統一させていただきます。

普段電車に乗っている時、スマホにかかり切りになっていませんか?
録画番組を見ているとき、CMは早送りしていませんか?
日常生活でふとキャッチコピーに目を留めると、意外に物語が詰まっていたりします。
そんな面白さを、ひとりでも多くの方にお伝えしたい!
次回以降も、よろしくお願いいたします。