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銀行の預金通帳だよ

Penseur

2017.03.04

魚か

タイトルは「あなたが一番影響を受けた本は何ですか」という質問に
ノーベル文学賞受賞者のジョージ・バーナード・ショーが答えた台詞です。
小説や人物もなかなかパンチが効いていて割と好きな作家の一人なのです。
あまり信じて貰えないのですが僕は本を読むのが結構好きで
昭和代表なので電子書籍ではなく紙の本専門です。

そこで今回は、本にまつわる面白い企画やサービスをご紹介します。

読書のセクシーさを訴える「本を持ち歩こう委員会」
WEBサイトにはメガネをかけた男女二人の外国人モデルが登場し
彼らはそれぞれ、電車の中、喫茶店で本を読んでいる。
ただそれだけなのに、なるほどたしかにセクシーなのです。
「Reading is Sexy」
そんなスローガンを掲げる、ユニークな委員会が発足。

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「本を持ち歩こう委員会」は、本を持ち歩くすべての人が会員。
つまり、あなたが意図しようがしまいが、本を持ち歩いていさえすればもう会員。
その使命はただひとつ。本を持ち歩くことのスタイリッシュさ、本を読むことのセクシーさを、
自身の姿を通して世の中に普及させること。以上!
もし電車の中で、イケメンや美女が小説を読んでいたら、任務を忠実に遂行している優秀な会員かもしれません。

泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 京都店」
この宿泊施設が提供するのは、最高の寝心地ではなく、あまりにも幸せな寝る瞬間の体験。
「読書をしていたら、いつの間にか寝てしまっていた」という
誰もが一度は経験したことがあるあの心地よさです。
館内の中央に、最大5,000冊収納可能な本棚を配置。この中で眠れる「BOOKSHELF」と、
鴨川を見ながら読書ができる「RIVER VIEW」の2種類から選択できます。

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特筆すべき最大のポイントが、「BOOK AND BED AND BEER」と称したバースペースの設置。
宿泊者は、京都産を中心とした数種類の地ビールが購入可能なのです。
まさに、本好きの楽園‼

次に読む一冊は、最初の一行で決める!「kakidashi」
本の「書き出し」だけで作られたwebサイト。
文字通り様々な本の「書き出し」が掲載されており、最初の一行だけで気になる一冊を選んでもらう、
少し変わった選書スタイルを提案しています。
ちなみに元ネタは、2012年に紀伊國屋書店 新宿本店で開催された「本のまくらフェア」。
作家が思いを込めて考えた「書き出し」=「まくら」を手立てに、
直感で本を選ぶという取り組みが大好評だったことを受け、
webの世界でも再現されました。TOP画はどれだけスクロールしても「書き出し」しかでてきません。

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気になったものをクリックすれば、作家やタイトルなどの情報がチェック可能。
レビューページへも移動でき、自分のお気に入りの「書き出し」をfacebookから投稿することもできます。
出だしよければ、すべてよし‼
偶然目にした「書き出し」がきっかけとなって、運命の一冊に出会えるかもしれません。

以上、いかがでしたでしょうか。本好きの方なら共感やご理解を頂けると思います。思いたい。
今回ご紹介させて頂いた企画やサービスはそれぞれ、アイデアのユニークさもさることながら
それを実現してしまう実行力が素晴らしいと考えています。
絵に描いた餅が不味そうだと論外ですが、美味しそうでも絵では食べられません。

装丁デザインや編集業務など、本に関する業務で弊社がお手伝いできることはたくさんあります。
併せて、読書の楽しみを伝える面白い企画やサービスを世の中に発信する仕事にも携わりたいな、
と日々考えています。