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ボディ攻撃

Penseur

2017.03.23

MT

ボディコピーは難しい。
キャッチコピーが簡単だとは思っていないが。

とある先生が「コピーはナンパである」と仰せられた。
キャッチコピーで足を止めさせ、ボディコピーで口説くのだ。

キャッチコピーが「ヘイ!彼女」であれば、ボディコピーのはじまりは「お茶しない?」である。(古い)

最近、街を歩いているとアンケート調査をしている女性に声をかけられた。
「すみません」と女性が話しかけてきたのだが、ちょっとびっくりした。
何か落としたか?と心が引きつけられる。キャッチされる。
しかし、そのくらいでは立ち止まらない。
続いて女性は「アンケート調査をしていて~、社会人の~、1分で終わるので~」と続ける。
しかし、自分には全くメリットがない。さようならである。
正直、時間はあったので1分くらい惜しくないし、何のアンケートなのか興味もあったが、それ以上に面倒くさかった。

アンケート調査は善意に頼っているところが強い。
だからこそ一言目(キャッチ)、そして二言目のボディ(説明)が重要だと思う。

自分なら何と言うだろうか。
が、すぐには出てこない。
仕方がないので、ペンをわざと落として拾ってくれた人にお願いしたり、誰かを待っている人に話しかけたりするかも。

と、そんなことを考えながら寝室で横になっていたら、ボディに衝撃が。
娘が「起・き・て~」と全体重(約10㎏)をのせて体当たりしてきた。

なるほど。
体当たりすれば人は立ち止まるし、何事かと興味が出るだろう。
(残念ながらアンケートには答えないだろうが)


ちなみにボディコピーのある広告は新聞広告に多い。
新聞社は広告だけの新聞とか出してくれないだろうか。購読したい。